バスケが上手くなるためには練習が必要だ。

練習はウソをつかない、努力すれば上手くなれる。

 

 

はい、当たり前ですよね。

 

ですが、練習は平気で嘘をつきます。

 

どれだけ練習しても上手くなれない、上手いやつとの差が埋まらない。

努力してるのに、なかなか上達を実感できない。

 

そんなことをあなたは思ったことがありませんか?

 

僕は何度もあります。

 

部活でバスケやってたとき、僕は周りの選手よりも練習していました。

 

高校のときは朝練も欠かさず行ってたし、自主練習もいっぱいしてた。

大学の時もバイトせずにずっとバスケの練習したり、ネットや本を読み漁ってた。

練習も手を抜かずに一生懸命、真面目にやってた。

 

 

高校のときは補欠からレギュラーになりましたけど、本当に上手い選手には追いつけなくて。

大学の時は結局、ずっと補欠でした。

 

上手い選手は普通にサボってるし、僕よりも練習してないやつもいたし。

それなのに、上手い選手との差が縮まらない。

 

よくいますよね?

 

練習嫌いなのに、サボってるのになぜか上手い選手。

 

昔は不思議でしょうがなかったです。

何でおれのほうが練習してるし、バスケのことも勉強してるのに追いつけなかったんだって。

 

でも、今ならハッキリ分かります。

自分は上手くなれない練習を必死に繰り返してたから上手くなれなかったんだって。

 

ダルビッシュ投手は次のような言葉を残しています。

 

練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。

 

そう、練習はウソをつくのです。

 

全く上達に繋がらない練習をしても時間の無駄でしかなく、自己満足にしかなりません。

「やった気」になって終わってしまう。

 

では、何が嘘をつかない練習なのか?

試合です。

 

試合こそが最高の練習であり、上達スピードを上げてくれるものだからです。

 

なんでアイツはサボってるのに上手いんだろう?

どうして俺のほうが練習してるし、勉強してるのに追いつけないんだろう?

何をしたら、上手い選手に近づけるんだろう?

 

その疑問に今からお答えします。

 

 

練習の目的をはき違えるな

 

バスケで求められるのは何でしょうか?

 

結果です。パフォーマンスを上げることです。

ミスを減らすこと、できなかったプレーができるようになること。

これがバスケの練習をする目的です。

 

決して、自分の不安を取り除くため、自己満足で終わるためではありません。

 

あなたは本当に上手くなる練習をしているでしょうか?

 

シューティングやドリブルなどの個人練習。

 

確かに相手がいない状態でのスキルは上手くなります。

しかし実際の試合で必要とされるのは相手がいる状態でのスキルです。

 

 

1対1やシュート、パスのテクニックの勉強。

バスケサイトや教材で解説されているテクニックはパターン、型です。

これを使えば相手を抜ける、シュートが打てる、パスがカットされない。

 

でも、相手が前もって用意したテクニックに引っかかってくれるわけがない。

重要なのは、その場で瞬間的に最適なプレーを判断すること。

相手の反応をフル無視して、覚えてきたテクニックを使っても何の意味もありません。

 

 

多くの人は何が本当に上達に直結するのか?

上手くなるために、何をどれくらいすればいいのか?

 

この視点がきれいに抜け落ちています。

サイト書いてあったから、本に書いてあったから、誰かが言っていたから。

 

全く上達に繋がらない練習、上手くなるどころか下手になる練習を妄信して。

ただの自己満足で終わっているのです。

 

もう一度言いますが、バスケの練習の目的は結果を出すこと、パフォーマンスを上げることです。

 

 

なぜ下手な選手と上手い選手の差が埋まらないのか?

 

上手い選手はバスケが上手くなるための本質を押さえています。

下手な選手は上手くなる本質を押さえていません。

 

自分のほうが練習してる、勉強してる、サボってない、一生懸命やってる。

なのに何で追いつけないんだ?

 

その答えが今ではハッキリ分かります。

 

 

バスケのスキルの本質は駆け引きと判断力です。

 

例えば僕は高校のとき、チームで一番ドリブルが突けてました。相手がいない一人の状態では。

でも、試合になると相手にボールを取られまくってました。

一方でレギュラーのやつは練習ではそれほどドリブルが上手くは見えません。

ですが、試合になるとそれほど難しいドリブルはついてないのにボールを取られないのです。

相手をズバズバ抜いてくのです。

 

これは相手との駆け引きの力があるかないか。相手がいる状態でのスキルが身についてるか。

 

 

また、練習は上手くこなせても、試合では全然いいプレーができない選手でもありました。

確かに個人練習やパターン練習で相手がいない状態でのスキル、

あらかじめ決められた動きを繰り返す力はつきましたが。

 

実際の試合で必要になるのはランダムかつ複雑に変化する状況に合わせて瞬間的にプレーを判断する力。

いくらドリブルやパス、シュートが上手くなっても、

いつ?どこで?何を?使うかが分からなければ何の意味もありません。

 

 

サボる選手が上手い理由

 

上手い選手はサボります。

あの真面目そうなサッカー日本代表の長谷部選手だって学生の時はサボり常習犯。

 

アイバーソンの練習嫌いのエピソードは有名です。

 

なぜ、練習を真面目にしない選手は上手いのか?

ここに上手くなるる選手と下手なままの選手の分岐点がある。

 

僕が見てきた上手い選手はサボります。

個人練習や自主練習なんてだるい。しんどい練習は嫌。できるだけ楽に。

 

こんなこと書いたら一生懸命練習しないと上手くなれるはずがないと考えてる

クソ真面目な方から反感を買うことは承知ですが、それでも書きます。

 

繰り返しますが、バスケの練習の目的とは上手くなること、結果を出すことです。

身体をいじめることでも、自己満足に浸ることでもありません。

いくら練習しても、上手くなれない練習なら無駄でしかないのです。

 

 

シューティングやハンドリングなどの個人練習。

スリーメンやシュートドリルなどのパターン練習。

走り込みやフットワーク。

 

上手い選手はこういう練習をよくサボります。

単純に楽しくないからでしょう笑。

 

しかし、ここに上手くなる秘訣がある。

 

 

まず、練習量・練習強度が上手い具合に調整さされます。

バスケというのは相当ハードなスポーツですし、練習もキツイものが多い。

だから、少なからず身体に疲労・ダメージが溜まります。

 

休んで回復させなければ、身体にはドンドン疲労が溜まり、重くなり、

高いパフォーマンスが発揮できなくなります。

 

上手い選手はサボることで、いつも身体が動く状態にいるのです。

 

真面目な選手は全ての練習で手を抜くことを知りません。

そして、練習しとけば上手くなるという勘違いによって上手くなることではなく

身体をいじめること、安心するために練習します。

 

 

そして、上手くなる練習にエネルギーを注ぐことができます。

どれだけ練習をサボる選手でも、試合になると目を輝かせてプレーします。

なぜなら楽しいからです。

 

ロマーリオも毎日練習は嫌だが、毎日試合なら構わないという言葉を残しているように。

 

チームに必要とされるのは試合で活躍できる選手ですよね?

どれだけ練習が上手くこなせても試合で何もできない選手は出れません。

 

ですが、上手い選手はサボっていても試合に出ることができます。試合で活躍できるからです。

 

僕は何度も試合こそが最高の練習であると言っています。バスケは試合で上手くなると。

上手い選手は試合で上手くなってきたんです。

 

バスケが上手いということは試合で高いパフォーマンスを発揮すること。

それならば、試合をすることが一番上手くなるのです。

 

練習というのはやったことがやったぶんだけ上手くなるんですから。

 

一人でシュートやドリブルの練習をすれば、相手がいない状態でのスキルが上手くなる。

同じ動きを繰り返すパターン練習をすれば、丸暗記した動きを相手をフル無視して使う力が身につく。

 

試合を繰り返せば、相手がいる状態でのスキル、最適なプレーを判断する力が身につく。

 

何度も言っていますが、バスケの上手さは練習によっては決まりません。

どれだけ試合経験を積んできたか?ここで決まります。

試合こそがバスケの本質である駆け引きと判断力を伸ばす練習なんですから。

 

つまり、なぜサボる選手に上手い選手が多いのか?

なぜ一生懸命練習してるのに、サボってる上手いやつに追いつけないのか?

 

その理由は上手い選手は試合という一番上手くなる練習を常にフルコンディションでやってるからです。

つまらない練習、上手くならない練習は手を抜いて、試合では思い切りプレーする。

だから、ドンドン上手くなっていく。

 

逆に上手くない選手はなかなか試合に出られないことが多い。

試合に出るために、無駄な練習を全力で一生懸命やってしまう。

上手くならない練習にエネルギーを注いでしまう。

 

 

練習は平気で嘘をつく

 

僕は今、練習はほとんどというか、全くと言っていいほどやってないです。

体育館について、軽くシューティングとドリブルでアップして。

2対2や3対3を10分くらいやって、後はゲーム。

それを週2回くらいですかねー。

 

部活の時とかと比べたら、練習量はめちゃくちゃ落ちてます。

週に6日、毎日2、3時間はバスケやってましたから。

 

けど、今が一番上手くなってます。

 

身体の疲労がほとんどない状態でプレーできてるから、いつも良いパフォーマンがが出ますし。

試合という上達にダイレクトに繋がる練習をしてるから、上達スピードも格段に上がった。

 

バスケって、めちゃくちゃ難しいスポーツです。

コートに10人いて、目の前の相手のプレッシャーをかわしながら、

目まぐるしくランダムに変化する状況に合わせて最適なプレーを判断しないといけない。

 

では、その力が相手がいない練習や決められたパターンをなぞる練習で身につくか?

 

明らかにNOです。

 

一生、足し算や引き算の問題を解いていれば掛け算や割り算はできるようになりません。

相手がいない練習やパターンを繰り返す練習は簡単すぎるのです。

試合で必要とされるのは、もっと複雑で難しいスキルなのに。

 

上手くならない練習をどれだけ繰り返しても上手くなりません。

ただ、身体が疲れて、練習をしたという自己満足で終わるだけ。

嘘をつく練習を何万時間やっても、効果はないんです。

 

 

上手くなる練習に集中すること。つまり試合を繰り返すこと。

無駄な練習に貴重な時間を割いている暇は1ミリもありません。

 

本やサイトに書いてあった。誰かが言っていた。

そのような常識を妄信して、上手くなれないまま時間を浪費するなんて無駄すぎる。

 

僕は上手くなる練習に集中しています。

 

嘘をつかない練習をしています。

 

そして僕から言わせれば、他のバスケサイトや教材に書いてある練習法や上達法は

ほぼ全て、99%が嘘をつく練習や上達法です。

 

そもそも、上手いやつは見てませんから。

 

上手い選手に聞いてみてください。上手い選手を見てみてください。

バスケサイトや本を読んで勉強してるか?何か秘密のテクニックを知っているのか?

他の人の何倍も練習しているのか?厳しいトレーニングを積んでいるのか?

 

上手い選手にはサボる選手が多い。

自分のほうが練習しているのに、頑張っているのに上手くなれない。

 

その原因はウソをつく練習に無駄な時間を浪費しているか?

嘘をつかない、上達に直結する練習 に集中できているか?

 

ここで決まります。

 

嘘をつかない練習、結果が出る練習というのは試合です。

試合で活躍できる、高いパフォーマンスを発揮できる選手に選手になりたいなら。

試合を繰り返せばいいのです。

 

練習はやったことがやったぶんだけ上手くなるんですから。

 

試合を繰り返せば、試合で高いパフォーマンスを出す力が伸びます。

 

僕は試合こそが最高の練習であり、バスケが最速で上手くなる唯一の練習法であると繰り返し主張しています。

 

シューティング?ドリブル練習?走り込み?基礎練習?3メン?

これらの練習でバスケが上手くなるはずがないのです。

実際の試合の状況とはかけ離れている練習をしても、それは無駄な疲労、無意味な自己満足でしかない。

 

あなたは嘘をつく練習法や上達法を必死になって繰り返してませんか?

そのままだと、一生上手くなれませんよ。