僕は結構色んなスポーツが好きです。

 

もちろんバスケは見ますし、サッカーも結構好き、あと陸上やNFLも。

単純に色んなスポーツ見るのが楽しいですし。

 

あと、NBA選手ははアメフトとかでもスゴイ選手だったっていうのはよく聞きますよね?

色んなスポーツを見ることでパフォーマンスを上げるための共通点を探しているわけです。

 

僕はサッカーの育成システムからバスケの上達法や指導法を考えたり。

テニスの指導法から上達法を考えてますから。

 

全てのスポーツに共通している点を見ること、つまり抽象化することで本質を探っています。

 

例えば、チワワや柴犬は共通化すると犬になります。

バスケやサッカー、テニスを共通化すると身体能力、駆け引き、判断力になります。

 

このように共通しているものを見ることで、より本質が見えるということ。

 

ということで今日は身体能力について見ていきます。

レブロン、ネイマール、ウサインボルト、NFL選手。

 

競技はちがいますが、彼らが共通して実践していることがあります。

 

はい、僕のブログを読んでくれている方なら分かると思いますがダンスです。

 

 

 

 

 

黒人の身体能力、運動能力の高さはハンパじゃありません。

身体のレベルが高いから、スキルのレベルも高い。

 

どれだけスキルが高くても、遅い、キレがない、高く跳べない、すぐ当たり負けする。

それだったら通用しませんから。

 

 

 

ダンスが最高のトレーニングである理由

 

これには3つあります。

 

まず、黒人のダンスというのは体幹をフルに使ってリズムを取ります。

トップアスリートの身体を見れば分かりますが、彼らは例外なくふくらはぎが細い。

そしてお尻が盛り上がっています。

 

日本人だとふくらはぎが太い人も多いですよね。

 

これが何を表しているかというと、黒人は運動するときに体幹をメインに使っている。

ふくらはぎなどの末端の筋肉はそれほど使っていないということが分かります。

 

では、ふくらはぎや前腕などの末端の筋肉とお尻はハムストリングス・肩甲骨周りなどの体幹の筋肉。

どちらが大きな力を生み出せるでしょうか?

 

まさかふくらはぎのほうがお尻やハムストリングスよりも大きいという人はいないでしょう。

腕のほうが肩回りよりも太く発達しているという人はいないでしょう。

 

サラブレッドの足、チーターの足を見ても分かりますが先に向かってシュッと細くなり

胴体部に近くなるほど筋肉は大きくなっています。

 

鞭は先端にいくほど細くなり、瞬間的に音速をこえます。

 

人間の身体もこれと同じで体幹部分は太く発達していて、末端部分は細い。

このような体型が高い身体能力を発揮できるわけです。

 

日本人は末端の筋肉も太くなってしまいがちですが、このような体型になると

運動では不利になってしまいます。

 

しかし、ダンスをすることで自然と「体幹をフルに使って身体を使う」ことを身体が覚えます。

その結果、身体の潜在的な身体能力を引き出しやすくすることができるということ。

 

 

2つ目は筋肉の柔軟性が上がり、きれが増す。

ダンスというのはビートに合わせて体幹を打ち付ける→タメを作る→体幹を打ち付ける。

この2つの運動の繰り返しです。

 

これは言い換えれば筋肉が緊張と弛緩を交互にリレーしているということ。

筋肉は緊張と弛緩をリズミカルに繰り返すことで血行が良くなり、柔軟性が保たれる性質があります。

 

筋トレやウェイトトレーニング、体幹トレーニングというのは筋肉が緊張しっぱなしになります。

これらのトレーニングは力を抜いてしまったら成り立ちませんから。

 

筋トレやウェイトをがんばったら身体が逆に重くなった、という話を聞いたことはありませんか?

それは筋肉を緊張させ続ける運動は柔軟性、キレが失われるというデメリットが出たものです。

 

確かに筋トレをすれば筋肉は大きくなります。ですが、それは使えない筋肉になっている可能性もある。

大きくなった筋肉に筋や関節が耐えきれなくなり、大けがをすることもある。

 

NBA選手も筋トレをしているので全否定はしません。

ですが、NBA選手が前十字靭帯を断裂するケースが多いことなどを見ても。

過剰な筋トレはパフォーマンスを落としますし、選手生命にかかわるケガにも繋がることがあります。

 

僕は現在は筋トレは一切行っていません。

ダンスやダッシュ、ジャンプといった自然な運動で身体能力を上げています。

腕立て伏せやベンチプレスといったものは本来なら人間の生活にないはずの不自然な動きなのです。

 

ダンスは筋肉の柔軟性を上げてくれるため、身体が軽く、キレのある動きを生み出してくれます。

 

そして3つ目がリズム感。

 

流れるビートに合わせて、色んなリズムで体幹をヒットさせる。

黒人のダンスというのはさっきも書いたようにタメとヒットの繰り返しです。

そのタメの長さを自在にコントロールするのが黒人のダンス。

 

タメの間隔を長くしたり、短くしたり。

それを音楽に合わせて瞬間的にコントロールしながらリズムに乗る。

 

アイバーソンはバスケはヒップホップだと言いました。

また、インタビューで相手を抜くためには度肝を抜くようなリズムやテンポの変化が必要になる。

ヒップホップのうねりやビートのの間はそんなリズムの変化を身に着けるために最適なんだ、と言っていました。

 

黒人の動きを見て、リズム感がヤバい。え、そのタイミングで行くのか!

と感じたことのある人も多いのではないでしょうか?

 

ゆったりとした動きから、急加速したり、相手がボールを取りにきた瞬間にさっとかわしたり。

バスケで一番リズム感が出るのはドリブルですが、自分の中のリズムを自由自在にコントロールできるから

そのような動きができるわけです。

 

また、人間は自分の中にあるものしか知覚できません。

英語では発音できない音は聞き取れないとよく言われます。

 

つまり、自分の中のリズムの引き出しが少ないと、緩急のつけ方がワンパターンになる。

相手のリズムの変化に対応することも難しくなります。

 

 

まとめますと

 

ダンスをすることで体幹をメインに使って動けるようになる。

→大きな力を発揮できるので瞬発力、スピードやジャンプ力が上がる。

 

筋肉の柔軟性が保たれ、キレがある動きができるようになる。

 

様々な方向に身体を動かすことで、スムーズな重心移動が身につく。

→あたりに強くなる、ボディバランスがよくなって体勢が崩れにくくなる。

 

このように全ての身体能力が上がるのがダンスの特徴です。

 

また、ダンスをすることでリズム感が身につく。

このリズム感というのはあまり重要視されない部分ですが、めちゃくちゃ大事です。

 

バスケというのは相手と自分のリズムの読み合い、崩し合いでもあるので。

相手が反応できないタイミングやリズムで動く。相手のリズムを読む。

 

ダンスというのは全てのスキルの土台となる身体能力を上げるために最高のトレーニングです。

全ての一流アスリートが共通して実践しています。

 

スポーツの強豪国はそのバックボーンにダンスがあることが多い。

アメリカだとHIPHOPやR&B。ジャマイカならレゲエ。ブラジルはサンバ。

 

最初に紹介した動画を見ても分かるように、一流のアスリートは踊ります。

彼らが無意識にやっている最高のトレーニングがダンスなんです。

 

僕自身、NBA選手の身体能力の高さの秘密はダンスにあることを突き止め、

実践した結果全ての身体能力が大きく向上しました。

 

スピード、キレ、ジャンプ力、ボディバランス、パワー、リズム感…

シュートは軽く打てるようになったし、ドライブのスピードは上がったし、パススピードも上がったし、

当たり負けしなくなったし、ジャンプ力が上がってダブルクラッチとかも簡単になったし。

 

このブログを見て、インターロックやダンスしたら

身体がめちゃくちゃ軽い、ドライブのキレが上がった、ディフェンスの反応が良くなった、

シュートが飛びすぎる笑、などの成果もいただいています。

(詳しくは読者とのやりとり参照)

 

バスケって自分の体を使ってするものです。

 

だから、身体の性能が上がればスキルのレベルも必然的にレベルアップします。

 

NBAしかり、サッカーしかり、陸上しかり。

トップアスリートは総じて身体能力が高い。

 

その身体能力にダイレクトに近づくためのトレーニングがダンスであったり、

インターロックであったりするわけです。

 

実践していただければ分かりますが、筋トレや体幹などの他のどんなトレーニングよりも

身体能力がダイレクトに上がります。これは僕自身もいろんなトレーニングをしてきて感じています。

 

身体能力が上がれば、バスケはもっと上手くなるし楽しくなります。

全てのスキルのレベルがあがりますし。

世界の一流選手がやってるんだから、やらない手はありません。

 

バスケが上手くなりたいのなら、まずは身体のレベルから上げることです。